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ヒョードルは神の領域にいるのか!

というわけで、『PRIDE GRAND PRIX 2005 決勝戦』
終わりました~。今回のPRIDEは見応えのある試合ばかりで、
最後まで飽きさせませんでした。

★中村和裕 VS イゴール・ボブチャンチン
判定で中村選手の勝利。立ち技の攻防は少なく、ほとんどが寝技の
攻防で、中村選手の仕掛けてる場面が多かった試合でした。
ボブチャンチンは、なんか覇気がなかったなぁ~~。
あの頬のこけ方のせいかな(笑)

中村選手は体つきがいいですね。ずんぐりむっくりといいますか、
古き良き日本人のお姿といいますか・・・(笑)
でも、日本人が外人と戦う場合、ああいう昔の日本人のような体型の方が
向いているのかもしれませんね。これからどんどん強くなるのでは
ないでしょうか。

★ヴァンダレイ・シウバ VS ヒカルド・アローナ
アローナがシウバを完封して勝利。
いやはや・・・アローナなの強さばかりが目立った試合でした。
何が凄いかって、あのパワーですよ、パワー!シウバに当り負けしないし、
打撃も変則的だけどパワーが凄い。シウバがバランス崩した所とはいえ、
ローで転倒させちゃうし・・・シウバが首相撲にいけば簡単に吹っ飛ばす!
コロコロ転がるシウバなんて見たくないぞ(笑)しかも、足は長くない?
けどリーチが凄くて、上に乗られた時のパウンドも恐ろしかった。
下になったシウバも上手くかわしていたが・・・何にせよ、シウバは全くと
云っていいほど、良い所がなかった試合であった。

★マウリシオ・ショーグン VS アリスター・オーフレイム
マウントからKOでショーグンの勝利。
負けたけど、アリスターいいね!ただ、線が細いかな~。
序盤、ショーグンの攻撃をことごとく凌いで、テイクダウンも常に
上を取ってみせた所は、見事としか云いようがないほど素晴らしかった。
フロント・チョークも1回完璧に決まっていたかにみえたのだが、
ショーグンは脱出!その後は、アリスターからショーグンへと勝利の女神が
移動したのかのような試合展開へ。アリスターの劣勢が目立つようになり、
最後はアリスターの左腕を右ヒザで固定して、マウントからボコボコ。
ショーグンはバランスがいいですなぁ。

★ファブリシオ・ヴェウドゥムVSローマン・ゼンツォフ
三角締めから肘を決めてファブリシオの勝利。
ファブリシオ・・・でかっ!そして強っ!落ち着いた試合運びで
危なげなく勝利。打撃が得意?なゼンツォフの見せ場は
良いポジションを取ったファブリシオを二度ほど切り返して
見せた所ぐらいか・・・。まぁ、今日の試合を見て、僕がゼンツォフの印象を
聞かれたら、太い腕とその腕に“宮本武蔵”と刺青している所だけかな。
あんな負け方では宮本武蔵に失礼だぞ!ゼンツォフ!(笑)
何はともあれ、これからはファブリシオやハリトーノフ辺りが、
ヘビー級戦線を面白くしてくれそうなので、大変楽しみである。

★吉田秀彦VSタンク・アボット
背後からの片羽締め?で吉田秀彦選手の勝利。
体重差があったので、ちょっと吉田選手の怪我など心配したのだけれど、
上に乗られた状態をなんとか凌いで勝利。打撃で勝負と云ってた通り、
積極的に打撃を仕掛けたのは吉田選手だった。むしろ、いいのもらって
あせったのか、組み付きにいったのはアボットの方だ。
でも、体重差があるのだから、アボットも立ち技で勝負すべきだったろう。
テイクダウンからパウンドで勝負しようとしたみたいだけれど、
たいした寝技の技術があるわけでもないアボットが、ガチガチの胴着を
使ったガードを駆使する吉田選手にそれは無謀というものだ。

胴着を着てると汗で滑らないので、腕をとられた場合、腕が抜けにくい。
アボットもその辺やり辛そうだった。でも、昔はただタコ殴りだけの
アボットだったけど、結構地味に寝技も返していた(笑)
まぁでも、初期UFCならともかく、現在のPRIDEで活躍するような選手で
ない事だけは確か。

★エメリヤーエンコ・ヒョードル VS ミルコ・クロコップ
ヒョードルが判定で勝利。
やっぱりな・・・。ヒョードルがあらためて、心技体とすべて揃っている
王者である事がはっきりとわかるような試合であった。
ミルコは1Rの序盤はまだよかったのだが、ガードを固め、
後ろに下がらず、常に間合いを潰しながら前へと出て行くヒョードルの
圧力に、ミルコは徐々に精神的に焦っているようだった。

ミルコが唯一勝利出来る立ち技でも、ヒョードルは無理にテイクダウンへ
行く事なく、果敢に打ち合いながら圧力をかけ続けて、
打ち負けていなかった。
きっとミルコはその時点で、びっくりしたに違いない。
ミルコには珍しくバランスを崩す場面が多かったのもその焦りの
表れだろう。ミルコは言動からもわかるように、少しむらのある
選手なのではないか?もしミルコがヒョードルのように、何があっても
精神的に動じない男であったのならば、それはもう恐ろしい選手なのだ
が・・・。

それと、ミルコはほとんど短い試合時間で勝利しているせいか、
2R以降、スタミナをロスして動きがひどかった。
1Rでヒョードルの上からの猛攻を凌いでロスしたのだろうけど、
それでロスしてしまうようでは、次にもう一度勝負しても
勝てないのではないだろうか。

スタミナのなくなった選手は、どんな強い選手でも、ガソリンの無くなった
車と同じである。当然、ミルコの蹴りも1Rとは比べ物にならないぐらい
スピードもパワーも衰えていた。そのミルコ相手に、ほとんど1Rと
変わらず冷静に戦っていたヒョードルからは、まさに怪物としか
思えないほどの怖さと、そして王者としての貫禄を感じた。
何にせよ、最強の挑戦者と云われたミルコを撃破したヒョードルは
次は誰と戦うのだろう・・・いや、誰を倒すのだろうか。

★マウリシオ・ショーグンVSヒカルド・アローナ
ショーグンが踏み付けから鉄鎚でKO勝利
いやはや驚いた・・・シウバに何もさせなかったアローナが、
今度は逆に何もさせてもらえなかった。

ショーグンが試合開始と同時に、後ろ回ししながらの回し蹴り?の大技を
いきなりアローナにやった時は、やべぇ~テイクダウンされちゃうよ~
って思ったんだけど、なんとオモプラッタで返した!寝技王相手に
よくやるなぁ~と感心しつつも、ショーグンはやっぱり得意の立ち技で
勝負と考えてるらしく、すぐに立ち技へ。
そして、ヒザやパンチで、少し効かされたアローナが、組み付きに行った所
を潰して、踏みつけ、そしてサイドに乗って鉄槌!鉄槌!KO!

ショーグンは背がシウバより大きいので、あのヒザ蹴りは脅威だなぁ。
アローナもシウバが若返ってでかくなってきたようなショーグン相手
ではやり辛かったに違いない。それでも、アローナは強い選手である事は
間違いない、なんせ、あのシウバを完封したのだ。
もう一度ショーグンと勝負したら、今度は勝つかもしれないぐらいの
インパクトをアローナは残してくれたね。

さて、ショーグン勝利後に凄く喜んでいたシウバだが、最後にリングで
シュート・ボクセのチームがショーグンを真中に写真撮影の時、
ショーグン側にいたシウバは、後輩の優勝に喜びながらも
どこかさびしそうな感じに見えた。そんなシウバから、ショーグンが
手を上げてもらっていた時、ショーグンは下からシウバを指差していた。
シュート・ボクセの強さの秘密はそんな強い絆にあるのかもしれないな。
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